FIT(固定価格買取制度)の単価は、売電価格(売電単価)・買取価格(買取単価)・調達価格・FIT単価など様々な呼ばれ方をしますが、どれも同じことを指しています。(ここでは、買取価格と呼ぶことにします。)
そしてこのFITの買取価格は年々下がっています。
では、なぜ買取価格が下がっていくのか、そもそもどのように決定されるのかをご紹介します。
買取価格はどうやってきまるの?
買取価格は、太陽光・風力などの各電源ごとに事業が効率的に行われた場合、通常必要となるコストを基礎に適正な利潤などを勘案して定められます。具体的には、中立的な調圧価格等算定委員会の意見を尊重し、経済産業大臣が決定します。
つまり、設置費用や維持管理にかかる費用と、設置者が得ることのできるメリットのバランスをとりながら計算されているということです。
設置費用の低下

買取価格を決定するために参考とされる設置費用。実はFITが始まった当時から比べ、設置費用も年々低下しています。
太陽光発電では初期コストの回収期間はおおよそ10年ほどと言われています。
10年で回収できるように、設置費用の低下に伴い買取価格が下がっているのですね。
そしてこれだけ設置費用が下がったのは、それだけ再生可能エネルギーの普及が進んだということの現れですね。

買取価格が下がるのには、設置費用が大きく関係していたんですね。
買取価格に目がいってしまい、
「FIT=買取価格が下がった=今から太陽光設置は損」
と考えてしまいがちですが実はそうじゃなかったんですね。
では、再生可能エネルギーはどのくらい普及したのでしょう。
次回は、皆さんの生活に一番身近な再生可能エネルギー「太陽光」がどのくらい普及しているかのお話。
また見てね!!